自分から発する臭いは、自身ではとかく気付きにくいもの。
女性としての嗜みとして日頃から周囲には気を配りたいものです。 スメルケアを意識することは健康維持や若々しさのキープにもつながります。 そもそも臭いの大部分は発汗した時に、そこに雑菌が繁殖することで発生します。 発汗そのものは、体の健康維持には必要不可欠なもので新陳代謝の産物です。 しかしその汗に含まれる成分の違いにより、人それぞれに臭いの差が出てきます。 ですので日常的にできる体臭対策で最も大切なことは生活習慣を整えることです。 なかでも食物の臭いが体の臭いを作っているとも言え、食生活はとても重要です。 ★ パーツ別の臭い頭の臭い頭の臭いとは一般に、頭皮と頭髪の両方の臭いが合わさったものです。
口の臭い自分の口臭は自分では気付かないことがほとんどです。また周囲の人が気付いていても言いづらいことなので、それを指摘してくれる人は滅多にいません。
腋の臭いワキガは体臭の中でも残り香が強いため、立ち去ったあとでも臭いでその形跡が解ります。満員電車や混雑したロッカーでの着替えなどでお悩みの女性は沢山いらっしゃるはずです。
デリケートゾーンの臭い*「デリケートゾーンのお悩み」の欄をご参照ください。足の臭い日本人は靴を脱いで室内で過ごすことが多いので足の臭いは恥ずかしいものです。足の裏にはエリクソン腺と言われる汗腺が多く密集しているため、手掌と同じように 高温多湿の密閉状態では発汗しやすい場所です。元々足の裏は新陳代謝が激しく 垢がいっぱい出ますので、それに皮脂が加わって雑菌が繁殖し、臭いを発生させます。
★ 全身の臭い体臭もともと日本人は肉類をあまり好まず風呂好きなこともあって、体臭は少ない民族で、外国人のように無理やりきつい匂いの香水を体中に振りまく必要はありませんでしたが、 食生活やライフスタイルの欧米化が進むにつれ、体臭もそのまま欧米化してきました。 原因は世代ごとに異なりますが、概ね汗であり、その背景には食事が関わっています。
加齢臭
更年期の臭い
その他の臭い@タバコの臭い喫煙習慣がある人は、体内に取り込まれたニコチンが血流に乗って全身を巡り、 毛穴から排出されますので、タバコを吸ってない時でもタバコの臭いがします。 また副流煙が髪や手や衣服に付いて、それがタバコ臭を周囲に振りまきます。 Aペットの臭い 室内でペットと同居したり、密に接する時間が多い方は、その臭いが体に染み付きます。 対策としては、定期的にシャンプーしてあげる、トイレシートをこまめに交換する、 常にお部屋の換気をする、空気清浄器や脱臭機を使用するなどを心がけましょう。 B飲酒の臭い アルコールは体内でアセトアルデヒドに分解され、呼吸のたびにこの臭いが放出されます。 アセトアルデヒドは体表からも放出され、その場合は酸化臭も加わるので悪臭になります。 アセトアルデヒドは活性酸素を増加させる物質の一つで、体内で多くの臭い物質を産生します。 Cダイエット臭 断食系のダイエットでは、蛋白質や炭水化物が不足するため、中性脂肪を燃焼させます。 その結果、脂肪酸や乳酸が増え、汗とともに排出されますので、アンモニア臭が発生します。 D排泄物の臭い(オナラ・うんち) 大便の臭いは、腸内の悪玉菌が作った腐敗物質(アンモニア、インドールやスカトール等)が 多く含まれる便ほど臭いがきつくなります。肉類を多く摂る食習慣がある人ほどそれが顕著で、 逆に菜食が中心の人や赤ちゃんの便はあまり臭いません。ただ慢性便秘のため腸内細菌の バランスが崩れたり、急性腸炎で未消化の蛋白質が混入した下痢では臭いがきつくなります。 腸内の悪玉菌は、脂肪分の多い食事、ストレス、暴飲暴食、便秘、早食いによって増加します。 悪玉菌が増加すると、様々な有害物質が作り出され、メタンガスなどの悪臭ガスを放出します。 便臭も強烈になりますし腸管ガスは吸収されて全身を巡りますので、口臭や体臭にもなります。 |