肩こり
一番の原因は、ゆがみでは
なく体を動かさないこと

  70%以上の女性が感じている肩こり。
肩こりは常に女性の不調のトップを占めています。

体や心の緊張状態が続くと
肩甲骨から首の間の血行不良が生じやすくなり
乳酸などの疲労物質が筋肉内に溜まることで
痛みや凝りが発生します。

肩こり解消のポイント
 @伸ばす・・・ストレッチや体操で縮んだ筋肉を毎日数回引き伸ばす
 A温める・・・肩を保温する服装や肩までしっかりとつかる入浴習慣
 Bほぐす・・・緊張後のうっ血を残さないよう適度な加圧をマメに行う


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Q 肩凝りはどうして女性に多いのでしょうか?

A 女性に多い理由として、
@肩周りの筋肉量が少ないA体を動かす機会が少ない
B1日中同じ姿勢でいることが多い。Cストレスに弱い
D日中はブラジャーの着用で常に肩周囲を締め付けている
などがありますが、男女間の最も大きな違いとしては、
緊張感を感じずに済むパーソナルスペースの狭さではないかと思います。
満員電車や込み合ったエレベーターなどでは、女性は常に体や心が
過緊張状態になりやすく、また女性としての仕草の端々にも
緊張を解けないものが沢山あるので、その蓄積が凝りという症状に
なって現れるのではないかと考えます。

Q 肩の筋肉痛と肩こりは違うものなのでしょうか?
A 痛みや張りを感じる点では同じもののように思われがちですが、
原因や状態は全く違います。筋肉痛は重いものを運んだり、
肩関節を使う激しい運動などで筋肉が疲労した状態なのに対し、
肩こりは逆に筋肉の運動不足によって生じるものです。なので
筋肉痛の場合は少し筋肉に休養を与えながらストレッチなどで
ほぐしていくのに対し、凝りの場合はしっかりと運動して血行改善を
促します。凝りを解消するためのマッサージを受けたときによく起こる
「もみ返し」という現象は、運動不足の筋肉に度を越えた強い刺激を
与えすぎると、筋肉の収縮反射や炎症が発生することで現れます。
凝りの軽減には日頃から体操やストレッチを取り入れることが大切です。

Q 肩凝りに効く漢方薬はありますか?

A ライフスタイルや体質にもよりますが漢方薬がよく効く場合があります。
首筋から肩にかけてのコリには葛根湯、肩から背中にかけてのコリには
柴胡桂枝湯が症状の緩和に比較的効果が高い漢方薬と考えます。
漢方療法の場合は原因やそのほかの体調によって効果の高い処方内容が
個々のケースで変わってくる場合も多いので、市販薬に頼らず、当院のような
漢方に精通した医療機関でご相談していただくことをお勧めします。


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